飛鳥山3つの博物館

飛鳥山3つの博物館は、3館連携して情報を発信していきます。

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紙の博物館旧館跡

抄紙会社(後の王子製紙)は明治8年(1875)に操業を開始し、日本の製紙産業の指導的役割を果たしてきました。設備も国内では最先端のものを使用。 明治39年(1906)、工場内に火力発電機を設置し、工場内の電化の先駆けとなりました。この発電所は関東大震災で倒壊しましたが、原図により再建され ました。昭和20年(1945)4月の空襲で王子工場は壊滅的な被害を受けましたが、電気室だけは残りました。  昭和8年(1933)に富士製紙、樺太工業を合併してシェア85%を有する巨大製紙会社となりました。戦後、過度経済集中排除法により昭和24年 (1949)に旧王子製紙は3分割されました。分割されるに際し、記念の事業を行うことになり、旧王子製紙が保有していた資料を基に昭和25年 (1950)に博物館を創設しました。建物は前述の電気室を利用。旧博物館用地が首都高速道路中央環状線王子線及び王子駅南口前計画用地に該当したため飛 鳥山に移転し、今年が10周年となります。なお、平成22年は博物館創立60周年です。(紙) *文章は、2008年4月24日の配付資料より

sa1-08a.jpg東京名所 王子飛鳥山ヨリ製紙会社ノ真景(明治26年)

場所:
東京都北区王子、東京都北区西ヶ原、東京都北区滝野川