音無橋のたもと
王子が発展したのは千川用水と石神井川(音無川)があったためといわれています。前述のように千川用水は幕府が大砲製造用動力として引水。幕府が倒れ て、その水は石神井川に放流されて灌漑用に使用されていました。これを鹿島万平が紡績の動力に利用、その排水を渋沢栄一は抄紙に利用、更に大蔵省印刷局抄 紙部が抄紙会社の半分の水を召し上げて利用。また、抄紙部は配合分科を設置し、ワラパルプ製造に利用しました。千川用水は石神井川を木樋で渡し、王子神社 の下を通していました。 石神井川は運搬やワラなどの原料処理用の水車に利用されました。音無橋の直ぐ上流に石堰がありました。(紙) *文章は、2008年4月24日の配付資料より


- 場所:
- 東京都北区王子、東京都北区西ヶ原、東京都北区滝野川